第1回 大黒様のお歳夜

このたび、ホームページをリニューアルすることとなり、ちょっと気軽な情報をということで、ブログページを作ることになりました。市場初心者に近い私ですが、HP担当者ということで、第1回目を担当することになりました。今後はベテランの営業マンにも担当してもらうことになっています。

さて、12月9日は大黒様のお歳夜でした。全国共通の行事と思っていましたが、庄内地方独特のもののようです。大黒様が妻を迎える夜ということで、豆料理やまっか大根(二股大根)などを供え、豊作と子孫繁栄を祝います。まっか大根はこの時期の当社の大事な商材でもあります。

「まっか大根」を供えるのは、餅を食べすぎて腹痛を起こした大黒様が、通りがかりの川で大根を洗っていたお嫁さんに大根をくださいとお願いしたところ、お姑さんから本数を数えて渡されているので、あげることができずに困っていましたが、中にあった「まっか大根」の片方をとって渡したところ、その大根を食べた大黒様の腹痛が治ったことが由来ということです。また、「まっか大根」は大黒様の妻ともいわれています。(なるほど・・・・🤔)

お供えする膳の献立は決まっていて、「黒豆ごはん」「焼き豆腐の田楽」「子持ちハタハタの田楽」「黒豆なます」「納豆汁(芋がら入り)」「こめ煎り」です。どれもこの時期の庄内を代表する食べ物です。

鶴岡市は、ユネスコ食文化創造都市に認定されていますが、こうした豊かな食文化が末永く続くことを願う今日この頃です。

執筆:T.K

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